石場旅館(石場旅館の歴史②:時代に翻弄された明治~昭和初め)

 やがて、社会に新しい秩序が現れ、日本も国として認められます。まだまだ混とんとした明治の初めですが、弘前が「市」として国から指定を受けたり、8師団という大きな軍事施設が設立されたのもこの頃です。寂れていた城下町にも活気が戻り人の往来が激しくなりました。

 建物が手狭になり往来する人々を収容できなくなったのでしょう。同じ頃、石場旅館も建物を増築することになります。

 また、様々な人物が石場旅館に泊まるようになりました。例えば、自由民権運動で有名な板垣退助。明治政府の要人で隆盛の弟の西郷従道。紀行文「日本一周」で有名な田山花袋などです。彼らが石場旅館や当時の弘前を描写した資料や書などをぜひ皆さんにお見せしたいですね。

 経済成長し、人々が自由を自覚し始めた大正時代でしたが、やがて日本に暗雲が垂れ込めてきました。戦争が始まったのです。石場旅館も「陸軍軍用旅舎」として軍の施設となりました。時代が目まぐるしく移り変わっていきます。石場旅館もその流れに翻弄されます。日本が戦争に負けた後、今度はアメリカ軍の施設として旅館が接収されます。この頃には旅館を始めた髷のお侍さんは姿を消していました。

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