長年この仕事をしておりますと、印象深い思い出がいくつもあります。
コロナの関係でここ2年間中止になっていますが、当地では毎年7月下旬に、町民を対象とした、観光協会商工会主催の「サマーフェスティバル」を開催しています。場所は親水公園が中心で、当旅館と真向かいの公民館との間を流れる平川の両岸を利用し、公民館側には舞台を、旅館側にはお客様用のテーブルを配置し、音楽とアルコールで賑やかな一夜となります (^O^)
ある年、サマーフェスティバルの日に2名の宿泊客がありました。お部屋で飲んでいるうちに興が乗ったのか、お一人が旅館の浴衣姿で下のイベント会場へ出向きました。フェスティバルもそろそろ終わりかけの頃…突然そのお客様が対岸を目指し、幅約30m、深さ20~30cmの川を素足で渡ろうとしたらしいのです (゚Д゚;) 途中足を取られたりして転びそうなので、会場の係員に旅館まで連れ戻されました…。浴衣は水でびしょびしょ、宿に帰ってからも色々大変でした(汗)。
後にも先にもない、はじめての出来事。翌朝、ご本人に前夜の件を聞いたら「全然覚えがない」とのこと。いやはや、今となっては笑い話です(笑)。