百沢地区は、ヤンサ森、寺沢、小森山西部、岩木山元宮跡など遺跡が多く、縄文前期から人々の生活がありますが、嶽・湯段に比べ温泉の歴史が浅いそうです。
大正末期頃、嶽温泉から湯を引いてできた「岩木温泉」という温泉がありましたが、冬になると湯温が下がり、また反対者により土管を壊され、失敗に終わりました。
その後、昭和30年代になり温泉が出ることがわかり、岩木山を眼前に眺め、湯治がてら“奥の日光”と言われる岩木山神社を参拝できることから、あっという間に温泉郷になり、大変賑わっていたそうです。
その「岩木温泉」当時のものであると思われますが、当館には、大町桂月が立ち寄った際に書いたと言われる「岩木温泉」と書かれた木板看板が残っており、フロント横に掲示しております。ぜひご覧くださいませ!