中の人②(榊さん)はある日、普段口数の少ない菅原さんから「返さなくていい」とママを譲り受けた。数年前の朝市で初めてイカドンに出会い、「被りたい!」と声をかけた見ず知らずの榊さんに、菅原さんは「おぅ、やれじゃ!」と快く貸し出し、(イカドンの)背中で語り続けている。素敵な出会いである。
そんな中の人①(菅原さん)はご高齢になり、今後の野望などは考えていないそう。ママを託した榊さんには「イカドンで遊んでくれ」「楽しく被ってくれ」と伝えた。出演番組では「暇で、健康の為だ」と、自分の為に被っていると話した事もある様で、イカドンマインドと名付けようと思う。…格好良い。
今は榊さんを含むイカドンを愛する数名でイカドンを被っている。魂を引き継いで、これからの八戸と世の中を明るくして欲しいものである。そんな願いを込めてホテルのフロントにイカドンをそっと置いた…。

