酸ヶ湯と言えば「ヒバ千人風呂」をイメージする人が多いのではないでしょうか?一歩足を踏み入れれば、まるで昔にタイムスリップしたような感覚になるかもしれません。冬場は、濃い湯けむりで山の温泉の雰囲気を醸し出しています。中には洗い場はなくかけ湯をしてから浴槽に浸かるスタイルです。
中にある「熱の湯」は、足元からお湯が自噴する足元湧出の温泉で、浴槽の深さと広さで約41℃になるように作られており、少しぬるめに感じるかもしれません。しかし、空気に触れることなく湧き出るこの温泉は唯一無二であり、あがった後も温かさが持続することから「熱の湯」と名付けられています。
一度お湯に浸かれば、古来より多くの人たちが湯治のために酸ヶ湯に足を運んだ理由が、お湯を通じてなんとなく分かるかもしれません。