当宿の女将に「今日はどちらへ?」と尋ねれば「勝山!」と答えます。愛車ピナレロに跨り年波に抗い、縄文人DNAバリバリの私は、ペダルを精一杯踏み込むのです。
およそ3千年前、縄文晩期の遺跡である〖大森勝山環状列石祭祀跡〗。自然と共生、スローライフの縄文人の祈りの場所です。冬至、山頂に太陽が沈む秀峰岩木山に向かい心静かに佇めば、縄文の人々が、吾唯足知(われただたるをしる)と私を諭してくれるようです。
人工的な物が一切無い稀なロケーションは、縄文時代とほぼ変わらぬ景色でしょう。心身の浄化のパワースポット!とても大切な場所です。